東京都最高峰の雲取山（標高2017m）に登ってきました

雲取山は、東京都の最も西側、奥多摩の近くにあり、山頂は東京都、山梨県、埼玉県にまたがっています。また、東京都の最高峰（標高2017.09m）でもあり、その標高が今年の西暦の年号2017年と同じことから、「登るなら今でしょ！」ということで行ってきました。

とはいえ、標高2,000m級ですから、高尾山のようにピクニック気分で気軽に上れる山ではありません。それなりの準備と体力が必要です。

今回は雲取山初めてということもあり、一番やさしいと言われている小袖乗越雲取山ルートを選びました。ヤマレコのこちらのサイトによると、技術レベルは5段階中２、体力レベルは5段階中3という評価です。

登山距離は19.62km、累積獲得標高は約1,700mということで、ゆっくり歩くと往復で10時間コース、朝7時に出ても戻りは夕方の5時になってしまう計算なので、少しペースを上げて、登り4時間下り3時間の合計7時間で行こうと計画しました。

当日の朝。

友人と早朝5時に待ち合わせて車で八王子ICから一般道を奥多摩湖沿いに登山口近くの丹波山村無料駐車場まで向かいます。


日頃の行いが良いので当日は絶好の登山日和！最高気温は27度、最低は17度の予報です。風は意外にカラッとしていて涼しいです。
最初のチェックポイントは七つ石小屋です。

スタートから4.8kmほどで、右に大きく曲がる場所にたどり着きます。


ここから傾斜がキツくなります。友人のペースが早くて追い付けません。。やがて心拍が160を超えました。ううキツイ。。。

七つ石小屋に早く着かないかと祈りながら、動かない脚をなんとか前に進めます。

これでは先が思いやられる。。。というか山頂まで果たしていけるのか？？


途中の開けた場所で見える雄大な自然に癒されながら、なんとか七つ石小屋に到着したのは、予定より30分ほど遅い午前9:00でした。距離は5.8km。


七つ石小屋の標高は1,597mなので、スタート地点（標高704ｍ）から900ｍ近く登ってきたことになります。さすがに素晴らしい眺望です！


宿泊もできる小屋の中は清潔でしたが、小さな黒い野ネズミを発見。。。


売店ではカップヌードルやジュース類とかも売っていました。

持参したおにぎりを２つ食べてエネルギー補給。しばらく休憩したあと、次は七つ石山（標高1,757m）を目指します。

七つ石小屋から七つ石山の山頂までは600mほどです。山頂には立派な石碑がありました。



ブナ坂から先は、左側が開けた緩やかな道に出ます。


前方にダンシングツリーというユーモラスな木が見えてきました。


朝は快晴だったのですが、午後に近づき雲が出てきてしまい、富士山の全景を拝むことは残念ながらできませんでした。


奥多摩小屋の近くには、ヘリポートがありました。



奥多摩小屋を過ぎると山頂まではもうあと少しです。


山頂の石碑は昨年設置された新しいものだそうです（それ以前は木の杭だったそうです）。


東京都側の山頂は人でごった返していてあまり良い写真が取れませんでした。

首都圏の平野部が一望できます。双眼鏡があればいろいろ見れて面白かったかもしれません。



ようやく下山したのが午後2時過ぎ。お疲れさまでした！

車で近くの温泉（もえぎの湯）に立ち寄り、ノンアルコールビールで軽く乾杯。